第1分科会は「組織・交通問題」というテーマで、助言者に京都府視覚障害者協会の田尻彰副会長をお迎えし、進行役には中野貴晴全国委員(九州ブロック)、前田茂伸・中村和愛(常任委員)が当たり、活発な審議が行われました。
- 議題は、
- 1.青年協機関誌「いぶき」のCD化を要望する。(仙台市)
- 2.機関誌いぶきの音源版を年1回だけでも発行してほしい。 また、青年協H
Pの充実化に向けて、なんらかの方法を考えてみてはどうか。(石川県)
- 3.歩車道の段差切り下げに伴い視覚障害者にとって歩車道の誤認を防ぐための
なんらかの対策を強く希望する。(兵庫県)
- 4.安心・安全・快適な歩行環境の実現のため、弱視の方に配慮された大きく見
やすい表示と、音声又は音響信号機の設置を要望します。(長野県)
- 5.各鉄道会社に対して、どの車両が「女性専用車両」であるかが、視覚障害者
でも分かるよう、手立てをこうじてほしい。(京都府)
の5議題について審議・情報交換されました。
機関誌いぶきと青年協HPに関する議題では、いぶきがカセットテープ版か
らメールマガジンへ移行するにあたってのPRについての要望や、いぶきの在り方、HPに対する要望、執行部からの状況報告と意見交換が行われました。
歩車道の段差については、国の施策・各自治体での施策が異なることなどから、統一は困難かもしれないが、現状を把握し視覚障害者の立場からの意見を各市区町村へ伝え
る必要性などを確認できました。
女性専用車両についても各地域の鉄道の状況報告と、参加者からの実際に女性
専用車両に乗車してしまった時の話などが発表されました。女性専用車両の設置位置は、鉄道事業者によって異なり、統一性がないことが確認され、弱視や全盲でもそれが確認できるような手だてが必要だと強く感じました。
弱視に配慮した歩行環境については、提出者欠席のため審議が行われず、重
要な議題だったため残念な結果となってしまいました。
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